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緊張型頭痛が筋肉のこりと関連が深いのに対し、片頭痛は血管と関連した頭痛です。
片頭痛は発作的な頭痛で、以下のような特徴があります。
・ 発作は数ヶ月に1度〜月に数回の頻度。
・ 発作の持続時間は4時間から72時間。
・ ピークには脈打つような痛み(拍動痛)になる。
・ まぶしさを感じたり、音に過敏になったりする。
・ 吐き気や嘔吐を伴う。
・ 動くのがつらく、仕事ができなくなる。
片頭痛のピークには頭蓋の中と外の血管が拡張しています。セロトニンという物質が急に失われることが血管の拡張を引き起こすのだと云われています。このセロトニンが作用する「受容体」に結合し、拡張した血管を正常に戻すクスリが開発され、日本でも数年前から用いられています。トリプタン製剤というクスリで、現在4種類が臨床で使用可能です(イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト)。
このトリプタン製剤が発売されるまでは、片頭痛の発作時によく効くクスリがなく、患者さん達はいったん発作が起こってしまうと仕事も家事もできなくなり、とても困っていました。そうした患者さんにトリプタン製剤をお出しすると、皆さん一様に「こんなに効くクスリは初めてだ」と喜んでくださいます。
トリプタンの発売は片頭痛の患者さんには大きな福音となりました。しかし、片頭痛の患者さんの中には病院を受診せず、薬局で買った一般的な頭痛薬を飲んで不十分な効果で我慢している方も多いようです。片頭痛という診断さえ正確であれば、トリプタンは生活の質を大きく向上させることが可能です。長期にわたって発作的な頭痛にお悩みの方は是非ペインクリニックや神経内科、脳神経外科を受診されることをお勧めします。
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